東京ミッドタウンでのアーク・ノヴァ 2017



六本木の旧防衛庁跡地に東京ミッドタウン(TMT)が出来て今年で10周年。六本木ヒルズのオープンから数年遅れで開業し六本木を歓楽地から観光地に変えた立役者の一つですね。

来年には「東京ミッドタウン日比谷」というよく分からないネーミングの施設がオープンするようですが、”東京ミッドタウン” といえば六本木というのはこれからもずっと変わらないでしょう。

ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017

その東京ミッドタウンでオープン10周年を記念して「ルツェルン・フェスティヴァル 2017」が開催されています。
東日本大震災の復興支援プロジェクトとして発案され、日本人建築家の磯崎新とインド系英国人彫刻家のアニッシュ・カプーアによってデザインされた移動式コンサートホール「アーク・ノヴァ」。
空気で膨らませることで可搬性を得たコンサートホール、これまで東北地方の3箇所で展示されたことがありますが、東京では今回が初めて。

東京ミッドタウンの広大な芝生広場に巨大なアーク・ノヴァが姿を現しています。

巨大なドーナツのような姿。何も知らなければ、これが移動式コンサートホールだとは思いもよらないでしょう。

高さは18m、幅は30m、奥行きは36mもあるそうです。

芝生広場に立ち上がる巨大なアーク・ノヴァの壁。18m。
向こう側の人と比べると巨大さが伝わるかもしれません。

入場料金は500円で小学生以下は無料。
ただしこのお金はすべて大震災の復興のために寄付されるそうです。



アーク・ノヴァの内部

空気圧を調整するため回転式になっているドアから内部に入ります。

内部は朱色を基調に黒いラインが。もしかしたら、鎮魂のための神社をイメージしているのでしょうか。
外からはドーナツ型に見えてはいたのですが、もしかしたら「クラインの壺」なのかも? とも思ったり。
でも内部に入ってみたら普通にドーナツ型でした

パノラマ写真で撮ってみると、左下から右上に空間が開きドーナツ状になっているのが分かると思います。
この巨大なドーム空間には約500人を収容し映画を上映したりクラシックのコンサートを開催するわけです。クラシックは大丈夫でもさすがにKissは無理かなぁ。

外から見ると巨大なパブリックアートのオブジェのよう、中に入ればドーナツの内部にいるような空間の面白さを味わえるアーク・ノヴァ。
開催期間は短いですが是非足を運んで欲しいイベントです。

約500人収容の観客席の最後方から全体を撮ってみました。
非常に素晴らしい空間なのですが、残念な点が2つ3つ。

まず、内部が暑いです。空調がないので、もし500人が入ったら相当な熱気が篭もるんじゃないかと思います。
東京ほど蒸し暑くない東北では気にならなかったかもしれませんが、ミッドタウンで開催中に行われる映画上映会やコンサートに行かれる方は、暑さ寒さに対応できる服装が必須だと思いました。

もう1点は上の写真でも真ん中に写っている巨大なスクリーン。
このスクリーンがない素のアーク・ノヴァを見れるのはほんの僅かの期間しかないのですね。
もしかしたら期間中はずっとこのスクリーンが設置されているかもしれません。

せっかくの磯崎新とカプーアの作品なのにもったいないですね。



アーク・ノヴァを上から鑑賞

アーク・ノヴァを展示している期間中、日時限定で、ミッドタウンの「ミッドタウン・タワー5F リエゾンセンター」が一般に開放され、アーク・ノヴァを上から俯瞰して鑑賞することができるよう配慮されています。
開放日は9月23日と24日。どちらも13:00時から20:00時までです。

この記事が掲載されるのが23日の20時頃のはずなので・・・

9月24日しか上から鑑賞する機会がありません、ミッドタウンへ走れ!

上からアーク・ノヴァを見てみます。

微妙なアールが組み合わされた面白い造形をしているのが判ります。
薄皮のような表面の質感も近くで見るのとはまた違っていますね。

この高さからでも人はまるでゴミのよう。そして芝生広場全体を使っているアーク・ノヴァ。
後方の赤坂のビル群と比較しても大きさが判ります。

ここがアーク・ノヴァを上から鑑賞できるリエゾンセンター。人がいません。そう、ここまで来て鑑賞しようとする人が少ないのです!
逆に言えば、ゆっくりアーク・ノヴァを鑑賞し、おまけに六本木から赤坂にかけての街並みも見渡せるグッドポジションを独り占めできるのです。

リエゾンセンターへの行き方

ミッドタウンのオフィス棟「ミッドタウン・タワー」。ここで働く人だけなく一般の人が使える施設もあります。トイレとか喫煙室とかクリニックとか。

まずはミッドタウン・タワーを目指します。
地上からなら外苑東通りから入って屋根のある広場突っ切ればミッドタウン・タワー。

地下鉄から地下を来たならまずはユニクロを目指します。

ミッドタウン・タワーの入口に来たらそのまま入ります。これは1階も地下も同じです。
平日も祝日も同じように自動ドアが開きます。ここで働く人でなくても全く問題ありません。

ミッドタウン・タワーに入ったら左の奥の方へ進みます。突き当りまで真っ直ぐ。
突き当たった左側にエレベーターがあるので、それに乗って5Fまで上がります。
(突き当たる手前右側にはトイレがあり、混んでるガレリアのトイレよりこちらを使うことも多いです)

5階で下りるとそこはデザイン業界の人にはお馴染み、デザイン・ハブ(Design Hub)。
そこに「撮影スポット」と書かれた案内板が立っています。
そう、デザインハブのリエゾンセンターが今回の「鑑賞エリア」なのです。

今回のアーク・ノヴァ。
開催期間も短い上に、様々なイベントも開催されアーク・ノヴァ自体をじっくり鑑賞する時間は意外と短いようです。
イベント開催スケジュールをよーく確認して、出かける日にちを決めるのが良いようです。

ただしリエゾンセンターで上から鑑賞する機会はもう24日しかありませんよ!

 

ルツェルン・フェスティヴァル アーク・ノヴァ 2017

開催日:9月19日 – 10月4日 (荒天中止)
一般公開:
9月20日, 21日: 13:00 – 18:00
9月22日, 23日, 24日:13:00 – 21:30  (ただし21時以降は映画上映)
9月30日:13:00 – 23:00  (ただし14:30-16:00はトークイベント)
10月1日:13:00 – 15:30, 17:00 – 18:00 (16:00 – 17:00はコンサート)

5F リエゾンセンター開放日:
9月23日, 24日:13:00 – 20:00

 


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