麻布台 ひなぎくきつねでキッシュとケーキ

麻布台の築80年という和朗マンションの一角で月に3日だけ営業する「ひなぎくきつね」というベジタリアンカフェ。

このブログでも以前紹介したこともある幻のカフェです。


近くにいながらめぐり合わせが悪く今まで何年も訪問できてなかったのですが、今回はきちんと営業日を確認して予約も入れて気合を入れての初訪問です。

あぁ良かった。玄関のドアが開いていました。
落ち葉と緑の葉っぱのコントラストが初冬らしさを感じさせます。

ひなぎくきつねの店内

店内は2人用のテーブルが4卓。
つまり8人でいっぱいになってしまいます。

築80年とはいえきちんと修繕されているので懐かしさは感じるものの決して古さを感じさせない内装です。

隣の「うぐいす」も訪れると判りますが、部屋ごとに内部の形状も微妙に異なっています。
こちらは直線を基調としていますが、隣は出窓の部分にアールが付いていてかなり雰囲気が変わっています。

ドアを開けて店内に入った右側には簡単なレジ台とその日のキッシュとケーキが並んでいます。

電灯のスイッチや備え付けの戸棚に時代を感じますが、でも良い雰囲気ですね。

”和朗フラット四号館 管理室” 著作の書籍が置いてありました。
数年前に大規模修繕した際に記録をまとめて出版されたようです。



メニュー

キッシュもケーキもソフトドリンクもぜんぶワンコイン500円です。ビールだけは別ですが。

コーヒーは麻布タカノ(昔のタカノ珈琲)を使っていました。麻布タカノは東麻布の住宅街の一角に本社があるのでいわばご近所さん。
オーガニックコーヒー(昔の有機コーヒー)の老舗ですが、基本は商社なので本社に行っても豆が買えるわけでもなく、でもこんなご近所で飲めるのはありがたいですね。

ひなぎくきつねは月末日と月初の2日しかお店が開きません。
こちらが今回11月30日から12月2日までのメニューです。

ランチのメインとして青菜のキッシュ “エルバツィオーネ” と ”ブレット・アラ・クレム” を、デザートとして “紅ルバーブのショートケーキ” と ”ブレットのトゥルト” をいただいてみました。
そして3時のおやつ用に “山ガール” と ”紅玉とルバーブのアマンディーヌ” をテイクアウト。

キッシュ

青菜のキッシュエルバツィオーネです。

たっぷり使われた青菜と2種類のチーズの組み合わせが美味しいです。ヒマワリの種も良いアクセントになっています。

こちらはブレット・アラ・クレム。

キッシュでは刻まれて入っていた青菜が、こちらはゴロッと大きく入っています。

熱々のお皿で出てきます。

キッチンのオーブンが小さいので、グラタンなどは1皿づつ温めなければならず、2人で同時に注文しても出てくる時は別々になるそうです。
この辺りの何をいつ食べるかといった順番などはオーナーのご婦人と相談して決めます。



ケーキ

紅ルバーブのショートケーキ。

ルバーブは大好きなのでこのショートケーキは嬉しかったです。
さらに、アクセントとして刻んだビーツも入っているそうです。そしてこちらが ブレットのトゥルト。

ニース風なのですが大きな松の実が美味しいです。ケーキというが菓子パンというか・・というお菓子だそうです。

今回は予約して訪問したのですが、テーブルの上にひらがなで名前と予約時間が書かれたコースターが置かれていました。

ハプニング!

たまたま入口近く、壁際の席に案内されていたのですが、壁際に黒く四角い穴が開いていました。
これは郵便受けだねぇ、昔はドアではなくて建物に直接郵便受けを開けていたんだね・・・といった会話をしていたら!

何やらゴソゴソ音がしたなと思ったら郵便受けから本当に郵便物が差し込まれてきました!
決してお店のパフォーマンスとかではなく、本当に郵便局の人が配達に来て、実際に郵便受けに郵便物を入れていったのです。

築80年のマンションですが、80年前の郵便受けが今でもしっかりその役割を果たしていることに感激してしまいました。

ちなみに郵便受けの外側の様子です。
表札の下が郵便受けですが、昭和の十年代のものですから、今と違ってはがきと封書しか考慮してなかったのでしょう。かなり小さい穴です。

ダイレクトメールのような大きなサイズの郵便物はくるくるっと丸めて入れてくれるそうです。


テイクアウト

キッシュもケーキもテイクアウト可能です。

思ったより多くのお客さんが次から次へと買い求めに来ていました。
ただ営業3日目の午後になるとやはり品切れもお菓子が多いように見えるので、どうしても食べたいお菓子があるならなるべく早い時間帯に行った方が良さそうです。

テイクアウトして家でいただいた看板娘こと ”山ガール”。

ふわふわ感がたまりませんね。

そしてこちらがもう一つのテイクアウト ”紅玉とルバーブのアマンディーヌ” です。
アーモンドバターを使ったタルトですが、リンゴとルバーブが濃厚で山ガールとはまったく真逆の美味しさ!


こちらはトイレのようす。
小さい店内ですがトイレももちろんあります。

内装は昔のままですが、トイレの機材などはもちろん現代のものが使われているので安心です。

やっと行けたひなぎくきつね、予想を遥かに超える美味しさと雰囲気の良さに圧倒されました。
これから冬ごもりにはいり春にならないと再開しませんが、今から次の営業日が待ち遠しいです。

ひなぎくきつね

港区 麻布台 3-3-23
開店日:毎月最終日と翌月1, 2日
営業時間:12:00 – 17:00(カフェ)、17:00 – 20:00(バー)


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