4年間限定の泊まれるギャラリー NIBUNNO

2017年6月にオープンした泊まれるギャラリー「NIBUNNO(ニブンノ)」。

元々は東麻布の自動車パーツ屋さんだったビルをリノベーションしてホテル兼ギャリーとしてオープンしました。
東麻布界隈は古くから自動車の輸入パーツ屋さんや輸入自動車屋さんが軒を並べ、自動車マニアには知られた土地なのですが、その一軒が店を閉めることになり、そこにNIBUNNOが入ることになったそうです。



ただ東京オリンピック後にはビル自体が解体される予定なので、それまでの4年間限定のギャラリーになります。

ビルの入口にはこのようなプレートが掲げられ、Room & Design Companyという文字でかろうじてホテルであることが判ります。

場所は赤羽橋から桜田通りを飯倉方面へ向かいマルエツの信号を左折してすぐ先の信号の手前です。
その信号の近くにはPGIファブリカがありますし、信号をまっすぐ進むとタケニナガワに至ります。ちょっとしたアートスポットを形成していますね。

入口を入ると小さなフロントとロビーがあります。このロビーはギャリーも兼ねていて宿泊客以外の方でも自由に見学することができます。
壁に描かれたように見える椅子のようなものは椅子を模したオブジェです。

コンクリートをくり抜いたかのような特徴的な窓。
内側から見るとこのように。コンクリートの壁に開けた窓ですがここもきちんとデザインされています。

ここは台湾のクリエイターたちによって企画されたもので、東京芸大を出たクリエイターやアーティストたちの作品が展示、販売されています。

2階と3階はホテルになっていて、その部屋の中にもアート作品が展示されています。また4年間かけて部屋自体も進化することが想定されていて、なんど泊まっても違った体験ができるそうです。

部屋からは東京タワーが間近に見えますし、最上階のラウンジからは東京タワーと六本木ヒルズの両方を眺めることができるそうです。実はこの2つを同時に見渡せる場所って意外と少ないんですよね。

ちなみに、宿泊客の多くは欧米人と日本人だそうです。こんなホテルに泊まって東京のモダンアートを満喫できるなんて素敵なチョイスだと思います。

ビルの地下はイベントスペースになっていて、今は「The color 台湾からやってきた印刷の基礎展」を開催しています。

そのスペースの名前は /2 LAB
ニブンノ ラボと読むそうです。このサインもネーミングもおしゃれですね。

この展覧会では印刷の基礎技法4種類の印刷工程や印刷物が展示されています。台湾ではデザイナーさんが印刷工程まで直接関わることが多いそうで、若手デザイナーの作品と実際の印刷工程が判るような展示になっています。

これはシルクスクリーン。印刷の現場以外でこのような様子を目にすることはけっこう貴重です。

こちらはエンボス型押し印刷。なるほど、このような工程を踏んで印刷物が出来上がるのですね。



いつも何かしらの展覧会が開催されていて、なかなか活発な活動をしています。

ホテルの内装やイベントスペースの内装などもクリエイターたちがDIYで手がけたそうで、あちらこちらにアイディアと情熱が込められていて、もう応援したくなってしまいます。

アートに囲まれていつもと違った夜を過ごしたり、東京での旅の拠点として使ったり、4年間しかないのでその間に一度は泊まってみたいホテルです。

 

港区東麻布1-8-2
定休日:なし
営業時間:12:00 – 19:00 (地下ギャラリースペース)


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