麻布十番の更科そば、これまで「総本家 更科堀井」、「麻布永坂 更科本店」を紹介してきたので、残っていた「永坂更科 布屋太兵衛」を紹介します。
似た名前のお店ですがどれもお蕎麦の味も、店舗展開などもまったく異なります。
布屋太兵衛は店舗数が一番多いようです。
麻布十番大通りつまり麻布十番商店街のやや一の橋側の麻布総本店。
一の橋の交差点から100mくらい入った商店街の右側にお店を構えています。
布屋太兵衛の店舗はこのように麻布十番の商店街の中ですが、会社自体の本社は実は別の場所にあります。
麻布永坂の麻布通り沿いです。
新一の橋の交差点から麻布通りを飯倉片町の方に少し上った右側です。
さらに片町側に上って右に入れば「ブリヂストン美術館 永坂分室」があったりします。
本社ビルの古い案内板。
地図に高速道路(首都高)が描かれているので前回の東京オリンピック前後のものではないでしょうか。
これによると、戦前は永坂の方に店舗があったようですね。
そしてメニューも現代の蕎麦屋のそれに比べると当時はとてもシンプルだったのですね。
その案内板に描かれたお店の場所。今も変わらず夜まで営業しています。
それにしても、”麻布永坂” とか ”永坂更科” に ”更科堀井” とか紛らわしい店名です。
これは人と経営権と商標が複雑に絡み合ってこういうことになっているようです。
布屋太兵衛の店内
店内の広さは麻布永坂と同じくらいでしょうか。
店内はテーブル席がいっぱい。
家族連れ、グループなど大人数で来店しても大丈夫です。
衝立で仕切られた一角は不思議な形状の大テーブル。
基本的にお一人さん向けのエリアですね。
布屋太兵衛のメニュー
御前そばは色が白いそば。
太兵衛そばはそば粉の黒っぽい色の蕎麦になります。
今回は普通に生粉打ちそばをいただいてみました。
ここの特徴は”あま汁” と ”から汁” の2種類のおつゆが出てくること。生粉打ちそばには ”から汁” の方がお薦めだそうですが、あまり気にすることなく好みでどうぞだそうです。
そばもそば湯も普通の蕎麦屋さんと変わりません、当然ですが。
そばとつゆが気に入ったら買って帰ることも可能です。またオンラインショップもありますから、わざわざ十番まで行かなくても大丈夫です。
永坂更科布屋太兵衛 麻布十番店の場所は、麻布十番駅の4番出口を出て商店街をけやき坂方面へ約100m。
スタバの先にお店が見えてきます。
永坂更科布屋太兵衛
港区麻布十番 1-8-7
定休日:なし
営業時間:11:00〜21:30