ファラフェルの老舗 ピタ・ザ・グレート

ヴェジタリアンフードのファラフェル

ヘルシーなヴェジタリアンフードとして注目を集めるファラフェル。ここにきてファラフェル専門店なども続々と登場し完全に定着したようです。昨年まで南麻布で営業していた「キング・ファラフェル」のファラフェルサンド。
ここは以前はイスラエル人一家が経営していて、経験なユダヤ教徒故に金曜日午後からお休みになるお店でした。その代わりピタもファラフェルもフムスも本場中東、イスラエルの味と変わらぬ美味しさでした。

キング・ファラフェルが閉店してしまったので、ファラフェルが食べられる老舗のお店となると魚籃坂下のデビッド・デリか溜池山王のピタ・ザ・グレート。
デビッド・デリはイディッシュ系がメインのようなので、本来のファラフェルとなるとやはりピタ・ザ・グレートでしょうか。



ピタ・ザ・グレートのオーナー

1993年からということは既に25年近い歴史があるのですね。
湾岸戦争が終わって少し経ってから日本に来たのでしょうか。

それにしてもオーナーのおじさんも歳を取るわけです。
ピタ・ザ・グレートについて語ることのうち半分はオーナーのウリさんについてのエピソードになってしまいます。

イスラエルでは消防士をしていたというウリさん、お客さんが可愛い女性なら俄然やる気を出す、一昨日煎れたコーヒーでよければ無料だと言われた、店で寝ていた、客に店の電話対応をさせた・・・・

とにかく長年通うお客さんごとにエピソードを持っていると思います。

ブラックなジョーク、人生観、まったく典型的な地中海人で、営業時間も彼のやる気次第。お店に行って閉まっていても、それが定休日なのか単に彼がサボっているのか判別できません。

ピタを注文しても直ぐに出てくることもあればいくら待っても出てこない時も。
そこで遅いとか文句を言うのは野暮というものです。彼の時間の流れに合わせ気長に待ちましょう。



ピタ・ザ・グレートのお店

お店の中にも席はありますが汚れていたり何か荷物が置いてあったりするので、テラス席でいただくのがよいでしょう。

たぶんピタの生地を練る機械だと思います。写真ではよくわかりませんが店内は小麦粉の白い粉だらけ!
実はレジ周りも白い粉だらけで、時によってはお札やコインが散乱していることもありますが、そこは気にしてはいけませんね。

これはピタ・ザ・グレートの最新メニューです。ビッグピタにビッグピタにビッグピタ。

その名の通りピタもボリュームは大きいですし、ファラフェルも量があります。味もこれは懐かしいイスラエルのピタにファラフェル。

ちなみにピタもファラフェル、それにフムスも日本ではなんとなく中東料理だ、イスラエル料理だと括られてしまいますが、どれも広く地中海沿岸地域で食べられている料理です。東はトルコやパレスチナから北アフリカ、北西アフリカまで。

以前イスラエルを旅行した時に立ち寄ったヨルダン寄りの田舎のドライブイン、食堂ではピタとファラフェルとフムスが食べ放題だったのです。どれも十数種類が並び選び放題食べ放題。またあそこで思い切り食べたいなと思っています。

そういえばピタは悪口にも使われ、例えば「お前はピタヘッド!」。要するにピタのように中身のない、脳みそが空っぽなヤツ。という言い方をしたりしています。
日本でも昔ピーマンが流行りましたが、それと同じ発想ですね。

ピタ

久しぶりにピタ・ザ・グレートでランチをいただきました。

おじさんにビッグピタを1個注文。

ソースは辛いのがいいか辛くないのがいいか聞かれるので好みで答えましょう。
この写真は辛くない方のソース。
ファラフェルを揚げている間、これでも食べていなさいといただきました。そんなにお腹が空いているように見えたのでしょうか・・・

背景に写っているのは注文カウンターと言うか作業台というか。

 

ソースの辛さの次に聞かれるのは、食べていくか持って帰るか。
今日はちょっと寒かったので持ち帰りです。

暖かれば外のテラスでいただくのも良いですし、店内にも席があるので汚れても大丈夫な服装な時は店内でいただくこともできます。

ピタ・ザ・グレートへの行き方

溜池山王駅の12番出口を上るとATT新館ビル内に出ます。
ピタ・ザ・グレートの住所を見ると「ATT新館2F」とありますがビル内では繋がっていないので、いったんビルの外に出て六本木通りとは反対側の裏側の外階段を上がります。

階段を上がるとこのように ”OPEN” という看板が目に入るかもしれません、運が良ければ。
ただし看板が出ていても営業していないこともあります。

もしピタ・ザ・グレートがお休みであっても、時間があれば麻布十番の日進か広尾のナショナル麻布へ向かいましょう。どちらのお店もピタ・ザ・グレートのピタやファラフェルを扱っています。

最近、日進のピタ売り場に「製造元の都合で入荷が不定期」という貼り紙がされているという情報を聞き確かめてみました。

でもよく見ると英語で ”irregularly due to the artisanal bakery” と。要するに職人仕事なので定期的には入って来ないよということですね。
ウリさんの体調でも悪いのかと変な心配をしてしまいしたが問題ないようです。

ときどきナショナル麻布から白い粉まみれのウリさんが大きなバッグをいくつも抱えて出てくるところを見かけることがあります。
自分で作ったピタを、自分で運んで納品しているんですね!

ある日は小さなお子さん2人と一緒に納品から買えるウリさんとばったり。バッグはまだ重そうだったので、ナショナル麻布に納品したら次は日進に納品して、南北線で溜池まで帰るのでしょう。

ピタ・ザ・グレート

港区赤坂2-11-7
定休日:土・日・祝
営業時間:12:00 – 18:00 (気分によって前後します)


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