西麻布で40年以上。業界人も集う老舗喫茶店「れいの(Reino)」

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西麻布の老舗喫茶店

西麻布の老舗喫茶店「れいの(Reino)」は1970年代から40年以上にわたって営業している老舗の喫茶店です。

繁華街の大通り沿いという立地にもかかわらず街の喫茶店という雰囲気で、地元の常連さんや休憩している近隣のビジネスパーソンと一緒にまったりブラジルコーヒーをいただけます。

▲場所は六本木通り沿いの西麻布と六本木のほぼ中間。

ヒルズからちょっと離れただけですが西麻布側には観光客が流れ込むこともなく、まぁ近所の人かこの辺りで働いている人くらいしか知っている人もいない喫茶店です。近くにはテレビ局もあることから業界人の顔も時おり見かけたりします。

ただレトロ喫茶ブームや今は激減してしまった喫煙できる喫茶店ということで遠方から六本木へ遊びに来ている人にも密かな人気のようです。

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れいの (Reino)

西麻布の交差点から霞坂を六本木方面に登っていくと右側に「れいの」があります。

逆に六本木ヒルズから西麻布の方へ歩いても同じです。再開発が進む西麻布三丁目の金谷ホテルマンション跡の少し西麻布側です。

▲季節を問わずいつも緑が残る植樹が目印です。つい通り過ぎてしまいそうですが、ドアを開けて中に入ってみましょう。

▲歩道に置かれた「れいの」の看板です。

オールドコーヒーを使ってネルドリップで。喫茶店としての紹介はこれで十分ですね。

ちなみに、今は亡きママの言葉によれば  ”うちはブラジルコーヒーのお店なの” ということなので、基本的にはブラジルをストレートで頼むことになります。

▲六本木通り沿いの六本木とも西麻布とも近い(逆にいうとどちらからも微妙に遠い)一等地に、このような昭和の薫りが残るレトロな喫茶店が残っているのですね。

季節を問わずいつも緑が残る植樹が目印です。つい通り過ぎてしまいそうですが、ドアを開けて中に入ってみましょう。

「れいの」の店内

店内はカウンター席とテーブル席に分かれています。

▲この窓際席が準特等席。

年季の入ったテーブルは歴史を感じますね。

写真左手が入り口のドアになります。

そのドアと窓ガラスの先は六本木通り。いつもアップビートな人やクルマが行き交う通りですが、ドアを開けてこちらに一歩踏み入れるとレトロで落ち着いた空間というコントラストがたまりません。

▲こちらはカウンター。

とにかく完全に街の喫茶店。NHKのテレビドラマで近所の人たちが噂話に花を咲かせる喫茶店そのままな雰囲気です。

ちなみに、この写真の右手奥にテーブル席があり、そこもこのお店の特等席になります。

▲女性が座っている席ですね。

独り静かに過ごしたいときに最適です。

▲これは大テーブル席。

混んでいる時は相席用のテーブルになります。

そして4人用のテーブル席がもう一卓。

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「れいの」のメニュー

ここも基本的に喫茶店なので珈琲がメイン。

お腹にたまるものはトーストとチーズケーキだけです。

▲最新のメニューです。価格はすべて税込みです。

こちらは以前使われていた年季が入っているメニュー。値段は相当昔のものです。

”消費税3%相当をプラス” という謎のテプラが気になりますが、要するにここに書かれている値段は実際の値段ではないのです。でもまぁ「れいの」に来て細かい値段を気にする人もいないでしょう。

ブラジルとコンレイチェ

この日ははちみついるのカフェラテ、コンレイチェとブラジルをオーダーしました。

▲コンレイチェはホットかアイスを選べるので、暑い日だっただけにアイス・コンレイチェを。

ちなみに ”コンレイチェ” はポルトガル語でカフェラテのこと。コーヒーの苦味がきちんと出ていて美味しいですよ。

▲これはレモンスカッシュ。オーダーするときは ”レスカ!” って言いたくなりますね。

横に見える食パンのようなものは食パンではなくて電池で光る照明です。どう見ても食パンですが違います

▲コーヒーもブラジルかブレンドしか選択肢がなければ当然ブラジルになりますよね。

ネルドリップで丁寧に時間をかけて淹れたブラジルコーヒー。

こういうコーヒーをこういうお店で飲むものまた格別です。

▲コーヒー&シガレッツ。ジム・ジャームッシュではないですけど、このお店はコーヒーにこだわっているけど全面喫煙OKです。本当に喫煙目的でのお客さんもいるのでタバコが苦手な人にはちょっと辛いかもしれません。

灰皿を頼むとコーヒーの出がらしが入った灰皿壺が出てきます。このセンスも70年代から続く店なんだなぁと感じるところですね。

▲パンデミック後にママさんが亡くなり今は息子さんが手伝いで入っているそうです。でもコーヒーは相変わらずの味です。

息子さんは写真作家

▲その息子さんは写真家でもあって、恵比寿の東京都写真美術館での「日本の新進作家vol.20 見るまえに跳べ」で5人の新進写真家の一人として取り上げられています。

れいのの店先でお客さんを撮った作品も展示されています。れいのと併せて写真美術館の展覧会も見ておきたいです。

会期は2023年10月27日(金)〜2024年1月21日(日)です。

▲もし「れいの」の店先の歩道でカメラを見かけたら、それは作品を撮るためのセッティングです。今も進行中のシリーズなのです。

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れいのの場所とアクセス

六本木ヒルズから六本木通りを西麻布の交差点方面へ徒歩3分くらい。

西麻布の交差点からも六本木ヒルズの方へ徒歩3分くらい。

六本木ヒルズからも霞町の交差点からも歩いて数分、しかも六本木通り沿い、かつ喫煙OK、でもコーヒーはブラジルだけ。こういうハードコアな喫茶店にはもっともっと長続きして欲しいですね。

れいの(Reino) 基本情報

店名 れいの (Reino)
住所 港区西麻布 3-1-19
最寄駅 六本木駅
定休日 なし
営業時間 11:30 – 22:00
喫煙・禁煙 喫煙可能
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