青山の文化施設 spiral(スパイラル)- 前編

青山の246沿い、東京メトロ表参道駅のB1出口の目の前にあるspiral(スパイラル)を紹介します。

スパイラルの建築

スパイラルは1985年槇文彦の設計によって建てられました。

建築デザインは、モダンデザインの原点を象徴する正方形、円、正三角形、円錐など「純粋幾何学体」を基本要素としています。

外観には数多くの部分的形体を積み上げていくというコラージュ的手法が採用されています。

また建築素材はアルミパネルやガラス、金属的なタイルを多様し、シャープで都会的な雰囲気を醸し出しています。


スパイラルとワコール

1階奥の吹抜けに螺旋のスロープがあるので「スパイラル」と名づけられました。命名者はワコールの代表取締役の塚本能交だそうです。

というのは、スパイラル創設と同時にワコール100%出資の株式会社ワコールアートセンターが設立され、現在もスパイラルの運営をしています。

パブリックスペース

内部の1階2階3階は、店舗、カフェ、ギャラリー、ホールなど各々別々の機能を持つ空間が共存するパブリック・スペースとなっています。

訪れた人々はさまざまな空間で同時に展開されている展覧会やイベントに触れながら、自由に回遊することができます。

下の写真でわかるようにスパイラルガーデンと称するこの吹き抜け空間は他に類を見ない大空間です。今までこの大空間で様々な展覧会が行われてきました。

これまでの展覧会の触りは後編でご紹介します。

1Fのカフェとショップ

スパイラルの場所は表参道駅のB1を出た目の前です。地上なら表参道の交差点から246を渋谷方面に歩いて骨董通りとの交差点の少し手前になります。

1Fはエントランス左側に定期的に内容の変わるショップがあります。


またスパイラルの内部に入って右側にもショップがあります。

そして1F奥にはスパイラルカフェというスパイラルの顔とも言えるカフェスペースがあります。ここはスロープのある大空間を見ながら食事やティータイムを過ごすことができます。

アートに興味がなくてもスパイラル・カフェを利用したことがある人は多いと思います。

このスパイラルカフェはギャラリースペースであるスパイラルガーデンのオープニングパーティの会場としても使用されます。その際は一般の方の残念ながら利用できません。

これはある日のブランチメニューです。


スパイラルガーデン

1Fの吹き抜け空間や2Fへの階段通路など全体がギャラリースペースです。

この吹き抜け空間を生かした様々な展覧会が行われてきました。

まずは2018年9月17日まで開催されていた澁谷征司の写真展の写真でこのギャラリーの全貌を見ていただきます。

エントランスから左に向かうと通路があってスロープのある吹き抜けです。

右側も2Fへ続く通路でありながら展示スペースでもあります。

こんなスパイラルの、過去の展覧会の様子を後編でいくつかご紹介します。



それにしても、1985年から現在まで30年以上にわたり青山の文化施設として、東京のカルチャーの発信地として、君臨してきたスパイラルです。これからも斬新で先鋭的な展覧会やイベントにこのスパイラルで出会えることに期待しています。

スパイラル

港区南青山5-6-23


関連記事