増上寺の薪能 2017



増上寺を紹介した記事で毎秋の薪能についても紹介しましたが、今年もその開催が近づいてきました。

今年は9月30日の土曜日。ということは六本木アートナイトの夜ですね。
まずは増上寺で幽玄な薪能を堪能し、それから六本木へ移動してこんどはモダンな蜷川ワールドに染まったアートナイトを堪能しようと計画しています。

薪能のチケットはもう買ってあるのですが、今年は購入者限定で能の愉しみ方をレクチャーしてくれる「能の愉しみ」という事前講座に申し込んでみました。

事前講座は30日に実際に「安達原」を演じる梅若万佐晴さんらが能の歴史、見どころ、マナーなどを解説してくれる貴重な機会。
往復はがきで申し込むという優雅な手順に沿って申し込んだところ無事抽選にも当たり、16日に増上寺で開催されたこの講座を見ることことができました。

梅若万佐晴さんの語り口の楽しい能についてのお話の後、実際に衣装をつけ簡単に当日の演目を演じてみせるという大盤振る舞い。

しかもその間には本物の能面が講座参加者の回され実際に手に取ることまで出来ました。



衣装も面(おもて)も着けおったところ。
もうこの時点でさっきの人の良いおじさん風な梅若さんは心も振る舞いも完全に安達原の鬼女になり切っているかのようです。

山伏が数珠を擦って鬼女を調伏しようとする場面。
ほんのさわりだけのはずが凄い緊張感と迫力。本番がますます楽しみになります。

実際に手にとってみた「平太(武将)」の面です。
思った以上に軽く薄く、また非常に微妙な表情の造形で、工芸品というよりこれ一つが立派な芸術作品ですね。

漆で塗られた裏面。
実際に自分の顔に付けてみましたが、思ったよりも視界があるのですね。ただ役者さんの解説によると、気をつけていないと舞台から足を踏み外してしまうので、そのための仕掛けがちゃんと舞台にあるのだそうです。

今年の指定席A席とB席は既に売り切れ。
B席と自由席はまだ残っているそうですし、当日券も発売になるそうです。
天気が良ければ六本木アートナイトと組み合わせれば楽しめる夜になると思います。

 

第34回 増上寺薪能

開催日:2017年9月30日(土)
時間:17:30 – 法要、18:00 – 演目開始


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